1月
1日
修正会
新年を迎えた朝、近郊の門信徒が参詣されます。
新年最初の勤行の後、『御文』一帖目一通を拝聴します。また、親鸞聖人にお供えしたお屠蘇のお流れを頂いた後、会座では、住職の年頭の挨拶があります。
冬季錬成会
各地から社会人、学生が聞法に集まる年頭の研修会です。元旦夕刻に集まって、寝食を共にして「己れに会い、他人に遭い、佛に遇う」がテーマとなります。この期間は、社会が動き出す前に勤行、法話、座談会などに、幼児から老壮年までが集う、求道中心の貴重な3日間です。
1日〜3日
2月
10日
釈尊涅槃会
15日
お釈迦様の御涅槃(御入滅)の日に、大きな涅槃図をお掛けして法座を開きます。参詣者にはお釈迦さまのお涅槃の日には、静かに過ごすようにと、黒砂糖を混ぜたはったい粉が配られます。
22日
聖徳太子ご祥月御命日
建立記念日
文禄二年(1593年)開基了圓法師が正行寺を建立した記念日とされ、法座を開きます。開基は熊本の阿蘇家の出身で、毎年この日には阿蘇宗家よりご参詣頂きます。
3月
中旬
彼岸の一週間を彼岸会の勤行を朝夕行い、中日は日中法座をお勤めします。
また、春日山雅楽御堂では雅舞楽奉納も致します。
24日〜28日
春安居
毎年、学生が、春休みの期間、進学・就職を前に自己を見直す講習会です。
平常のお寺の生活を体験する貴重な機会です。
スプリングスクール
下旬〜
4月初旬
三月下旬からおよそ二週間、中学生以上の学生が十名程度で英国ロンドンにある正行寺の道場「三輪精舎」を訪ねる講習会です。
長期間、言葉も文化も違う英国の地で、親元を離れた集団生活を通して親のご恩を思い、また、現地で参加する学生や信徒の皆さんとの交流や、郊外学習など通して「異質の中の調和」を学ぶ機会になっています。
春季彼岸会
4月
永代経法要
中旬
永代経とは、先祖供養の法要を言います。ただし、浄土真宗の寺院としては「先祖への供養」が本義ではなく、「先祖から供養されている我が身」を知って、佛恩祖恩に感謝する法会の意味でお勤めします。
大行院殿御成道報恩会
明治40年4月19日は、竹原嶺音師が真実信心を喜ばれた日。
それを記念して報恩の一会を開きます。
5月
3日〜5日
五月講習会
連休を利用した社会人向けの聞法会。
本坊と並行して東京、京都、武雄の道場でも開催しています。
花まつり
5日
お釈迦様の降誕会。
本堂外陣に花御堂が設けられ、誕生佛を荘厳し甘茶を注ぎます。
また、日曜学校の生徒が、「子ども花まつり」として演劇や合奏でお祝いします。
6・7月
境内剪定
遠近の門信徒が集い、境内の樹木を剪定していきます。
8月
初旬
盂蘭盆会
13日〜15日
本堂内陣は切籠灯籠が飾られ、春日山雅楽御堂では、15日夕から、篝火の雅楽法要がある。
また、お盆期間中は、各地を棚経参りも実施しています。
夏休み、幼児から老壮年までが全国から集い、二泊三日で求道聞法する講習会です。
夏季錬成会
9月
初旬
夏季休暇の後半に学生会の大学生が主体的に実施する錬成会です。
お盆の後、当日まで各地の学生が話し合い、プレゼンを準備し、互いの内面を見つめ直す、学校でも会社でも体験できない充実した数日間を過ごします。
下旬
秋季彼岸会
春の彼岸同様に、法座を開催します。
下旬〜
10月初旬
大掃除
秋季錬成会
10月
本山の宗祖・親鸞聖人報恩講に先立って、末寺や在家が勤める報恩講を「御取越」と言います。
正行寺では、毎年、地域ごとに自宅を開放して報恩謝徳の法座が開かれる古くからの慣わしです。正行寺では、全国三十余か所で開かれます。
御取越
11月
御正忌報恩講は、宗祖親鸞聖人の御命日を機に催される真宗門徒にとって一年で最も大切な御法要です。
正行寺では、毎年11月中旬に三昼夜の法要を厳修します。
結願逮夜には、聖人のご一生を讃嘆した「御伝鈔」が、蝋燭の明かりの中で拝読されます。最終日には、本堂前で舞楽が奉納されます。
中旬
お華束作り
報恩講前は、お華束や境内整備などの準備を行います。
宗祖大師報恩講
12月
31日
お身拭い・餅つき
除夜の鐘
新年を迎える準備が整う中、ご本尊の塵をはらうおみぬぐいが開かれます。
29日は新年のお華束のための餅つきが行われます。
大晦日、一年の最後の除夜法座を厳修し、その後、年越しまで梵鐘を撞きます。この日は近郊の一般の方も大勢梵鐘を撞きにお越しになります。
また、春日山雅楽御堂では、阿蘇神社から頂いた御神火を篝火にして、雅舞楽が奉納され、除夜の鐘を撞く近辺の参詣者でにぎわいます。